Apple 表参道にて「アートを表現するプレイヤーになろう」 を開催しました!

2017年2月19日(日)、Apple 表参道にて、トークセッションイベント「アートを表現するプレイヤーになろう」を開催。3月9日(木)に初日を迎える舞台 印象派NÉO vol.3「不思議の国の白雪姫」の映像クリエーターを務めるTETSU氏と共に、本作の見どころや制作秘話、演出や制作過程で使用するiPad ProやMacなどの活用方法やインスピレーションなどを紹介した。


全面ガラス張りのApple 表参道に夏木マリとTETSU氏が登場すると、まずは彼女自身がライフワークと位置づけ、自己表現の探求の場として心血を注いでいるコンセプチュアルアートシアター「印象派」について、モニターに映し出された過去作品の映像と共に説明。

続いて、今回の新作に臨むにあたり、Apple製品を使用するきっかけになったことに触れ、「今までは写真のレタッチの際、紙に印刷したものに直接リクエストを書きこんでいたが、iPad Proを使用すればデータに書き込みそのまま送信できる。こんな便利なものがあるのかとテクノロジーの進化に驚き、刺激を受けた。今回のPARIS公演ではセットを持ち込めないため、このテクノロジーを活かして解決出来ないかとTETSUさんに相談しました。」と語った。

TETSU氏は「映像の制作過程でマリさんの中のイメージがどんどん進化しながら絵本が出来上がってくるものを具現化するため、切ったり足したりする作業が非常に多くMacBook Proのデータ処理速度がなければ実現が難しい。」と語った。

モデレーターから夏木のクリエーション源はどこから湧いてくるかと問われると「例えば、外を眺めていて工事現場のコーンを見ると、あれはセットに使えないか?など、常に印象派のモチーフを探しています。創作にあたり、これからはデジタルも勉強をしなければと感じている。」と答えた。

今回の印象派NÉO vol.3「不思議の国の白雪姫」の見どころについては「自分の作品を創る際、なんじゃこりゃ!?と思われる舞台を観ていただきたいので、今回は冒険なんですが、不思議の国のアリスと白雪姫を合体させたので、2つの同期性の醍醐味を観ていただきたい。また、振付はイデビアン・クルーの井手茂太さんに加え、小㞍健太さん、DAZZLEの長谷川達也さん、東京ゲゲゲイの牧宗孝さんの4名を迎えました。」と語った。

トーク後の「Q&A」コーナーでは、参加者の「演劇は、TVや映画と違ってアナログということに感動があるが、そこにデジタルが入ることによって再現性があるため、アナログの良さがなくなってしまうのでは?今後演劇の世界にはデジタルが広がっていくのか?」という質問に対し「悩ましいですね。今回は腹を決めてセットを持ち込めないPARIS公演に向け、デジタルの力を借りようと思いましたが、舞台空間もこれからは多様化すると思います。」と答えた。

イベントの最後には登壇者・参加者全員で「印象派NÉO!」という掛け声で集合写真を撮影し、来場者と一つになった。

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